メタボリックシンドロームや肥満は、心臓病や糖尿病などの生活習慣病になる危険性を高め、ひいては死を招く。そのため、食事に気を付けている中高年は多いだろう。しかし、高齢者になると真逆で、食べ過ぎよりも栄養不良に注意した方が良いことが分かった、東京都健康長寿医療センター研究所の新開省二副所長は3月30日、東京都内で開かれた「健康日本21推進フォーラム」のマスコミセミナーでこの研究結果を発表し、「栄養の取り過ぎで心臓病死の危険性が高まる中年とは違い、高齢者では低栄養(栄養不良)の方が死亡リスクにより強く影響する」と強調。介護が必要な人を減らすための国の対策として、認知症やロコモティブシンドローム(ロコモ)の啓発に加え、高齢者の栄養不良を改善していく必要があると呼びかけた。