女子も注意! スポーツでの脳振とう

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 脳振とうはラグビーや柔道などの体を激しくぶつけ合う競技で起こりやすいことから、一般的に男子に目が向きがちだ。しかし近年、これらのスポーツの他、格闘技やサッカーといったスポーツでも女子の競技人口が増加しており、こうしたスポーツの練習中や試合中に脳振とうを起こす女子が増えているという。こうした中、スポーツによる頭部外傷の診療経験が豊富な東邦大学医療センター大橋病院脳神経外科(東京都目黒区、診療部長=岩渕 聡)が、女子に広がるスポーツとそれに伴う脳振とうリスク、さらにその対処法をまとめ、4月19日に公式サイトで公開した。脳振とうは繰り返すと若いうちに認知症を発症したり、怒りっぽくなるなど性格が変化することも。さらに最悪の場合、頭蓋内出血を起こして死に至ることもあるという。学校やスポーツクラブでスポーツを楽しんでいる女子やその家族、指導者は、万が一の時に備えて今から脳振とうについて理解しておいたほうが良さそうだ。

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