経口避妊薬(一般的な飲むタイプのピル)を3年以上使用したことがある女性は、ピルを使用したことがない女性に比べて緑内障にかかるリスクが約2倍に高まっていたとする調査結果が、4月発行の米国眼科学会誌「Ophthalmology」(2016;123:729-36)に掲載された。調査を実施した米カリフォルニア大学サンフランシスコ校の研究グループは、「ピルによるホルモンの周期的な変動への影響が緑内障の発症に関係している可能性がある」との考えを示している。