2012年、東京都調布市の小学校で食物アレルギーのある女子児童がアナフィラキシー(短い時間に強いアレルギー反応が全身に現れること)を起こして亡くなったのをきっかけに、アナフィラキシーへの関心が高まった。食物アレルギーは決して珍しいものではない今、誤ってアレルギーのある食べ物を口にしてアナフィラキシーを起こした人に遭遇する可能性は誰にでもある。近くにいる人が迅速に適切な対応をとれるかどうかが生死を分けるため、最低限の知識は身につけておきたい。医師向けのアナフィラキシーに関するガイドライン(指針)をまとめた国立病院機構相模原病院臨床研究センターアレルギー性疾患研究部部長の海老澤元宏氏によると、指針には医療従事者でなくてもできるアナフィラキシーへの対応も示されているという。同氏が「一般の人にも知っておいてほしい」と強調するアナフィラキシー対応で求められる4つの行動を紹介する。