他人のたばこの煙で年間1万5,000人死亡―厚労省

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 家庭や職場などで周りにいる人が吸ったたばこの煙を吸ったこと(受動喫煙)が原因で死亡した人は、国内で年間1万5,000人に上るとの推計を厚生労働省の研究班がまとめ、世界禁煙デーの5月31日に発表した。東京都で開催された記念イベント(主催:厚生労働省)では、その詳細について国立がん研究センターがん対策情報センターがん登録解析室長の片野田耕太氏が説明し、このうち約1万人が女性で、男性の2倍に上ること、男女ともに受動喫煙による死亡の原因疾患としては脳卒中が5割を占めていたことなどを明らかにした。記念イベントでは、シンガーソングライターの平原綾香氏やパラリンピアンの谷(旧姓:佐藤)真海氏などによるディスカッションも行われ、会場に集まった人たちに「受動喫煙から健康を守り、子供を守るためには一人一人が意識を高めることが大切」と呼びかけた。

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