米政府の専門家諮問機関である米国予防医療作業部会(USPSTF)は6月7日、男性の性的パートナーを持つ男性やHIV感染者など梅毒に感染する危険性が高い人に対し、3か月ごとに梅毒の検査を実施することを推奨する勧告を発表した。わが国では近年、梅毒患者数の増加が問題視されているが、米国でも同様の傾向にあり、2014年の梅毒感染の報告数は6万人を超えていたという。勧告の全文は米医学誌「JAMA」(2016; 315: 2321-27)に掲載されている。