心不全患者の長引く合併症は死亡リスクに

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 心臓のポンプの働きが弱まり、動悸や息切れといった症状が起こる「心不全」。日本では、食生活の欧米化や人口の高齢化に伴い、患者数が毎年増えていくと推定されている。心不全では、しばしば「低ナトリウム血症」といって血液中のナトリウム濃度が薄まった状態になることが知られているが、これに関連する研究結果が、ブリガム・アンド・ウイメンズ病院の研究グループによって医学誌「The American journal of medicine」(2016;129:836-842)に発表された。同研究グループの報告によると、心不全で入院した患者では、入院中に合併症である低ナトリウム血症が改善しないまま退院した場合、再入院や死亡のリスクが高まるという。

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