© Adobe Stock ※画像はイメージです 虫歯や歯茎の出血など口内の健康に対する大学生の意識が、9年間で向上していたと、岡山大の研究グループが発表した。 一般に口内の健康に対する意識はQOL(生活の質)と関係するが、大学生を対象としたデータはほとんどない。研究グループは、2011~19年の間、口内の検査を受けた岡山大学の1年生に口内健康に対する意識調査を実施し、約1万8000人から回答を得た。 分析の結果、9年間を通じて段階的な意識の改善が見られた。具体的には、未治療の虫歯がある人、歯茎の出血がある人に比べ、それらがない人では意識が高く、口内の健康状態が良い人や1日に2回以上歯を磨く人は、そうでない人に比べて良好な傾向にあった。さらに、男性に比べ女性で良好な傾向が見られた。 (メディカルトリビューン=時事)