妊娠前のエナジードリンクは高血圧リスク

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© Adobe Stock ※画像はイメージです

 カフェイン含有量が多い「エナジードリンク」の消費量が近年若者を中心に増えているが、妊娠前の摂取が妊娠高血圧症候群のリスク上昇と関連することが分かったと、米国の研究グループが発表した。

 研究グループは、米国とカナダで行われた二つの大規模研究で、妊娠前や妊娠中のエナジードリンク摂取の有無に関するデータを分析。〔1〕平均年齢25.7歳の1691人〔2〕同30.2歳の3045人―の情報を基に、早産や高血圧など妊娠に関する有害な症状・経過と、エナジードリンク摂取との関連について検討した。

 〔1〕グループのうち、エナジードリンクを摂取した割合は14%、〔2〕は9%だった。分析の結果、両グループとも妊娠前のエナジードリンク摂取は妊娠高血圧症候群のリスク上昇と関連しており、特に高齢の妊婦で関連が強かった。一方、流産、早産、妊娠糖尿病などとの関連は認められなかった。(メディカルトリビューン=時事)

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