地中海食で女性の死亡リスク低下

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 女性を対象にした調査で、野菜や魚介類、オリーブ油などを多く使う地中海食が死亡リスクの低下に寄与する可能性が示されたと、米国の研究グループが発表した。

 研究グループは、1993~96年に45歳以上の医療従事者対象の健康調査に参加した女性2万5315人を約25年間追跡。地中海食を指示通りに食べた割合(順守率)と死亡リスクとの関係を調べた。順守率は食物摂取頻度調査票のスコア(9点満点)に基づき、「低(3点以下)」「中(4~5点)」「高(6点以上)」に分類した。

 追跡期間に3879人が死亡した。解析の結果、低スコアグループと比べ、中・高スコアグループは全死因死亡のリスクが16~23%低かった。生活習慣などの影響を調整した解析でも、8~11%のリスク低下が維持された。

 また、がんによる死亡リスクについては、高スコアグループで20%低かった。(メディカルトリビューン=時事)

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