週3以上の飲酒は依存症に注意

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 公務員を対象にした5年間の追跡調査で、週に3回以上飲酒する人などは、将来的にアルコール依存症やアルコール乱用などの「問題飲酒」が発生しやすいことが分かったと、富山大の研究グループが発表した。

 研究グループは、2014年の日本公務員研究への参加者のうち、1535人分のデータを分析。飲酒の頻度や量、問題飲酒の有無、職位や交代勤務の有無、主観的な仕事のパフォーマンス、ワーク・ライフ・バランス、社会活動など19項目について調査した。

 分析の結果、14~19年の問題飲酒の累積発生率は男性で9.6%、女性で5.8%だった。男女ともに、「週に3回以上の飲酒習慣がある人」「1回に(アルコール飲料に換算して日本酒)2合以上飲酒する人」では5年後の問題飲酒の発生が多かった。

 また、男性では職位が低い一般職員や交代勤務がある人、女性は仕事のパフォーマンスに関する自己評価が低い人に、問題飲酒が発生しやすいことが分かった。(メディカルトリビューン=時事)

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