アプリとLED眼鏡で睡眠改善

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 不眠症の夜型生活者に、スマートフォンのアプリと発光ダイオード(LED)眼鏡を組み合わせたプログラムを体験してもらったところ、睡眠改善に有効であることが分かったと、京都大大学院などの研究グループが発表した。

 同プログラムは、スマホアプリで適切な睡眠習慣を身に付けさせるとともに、起床後にLED眼鏡を掛け、光を使って睡眠・覚醒リズムを修正する治療法。

 研究グループは2023年10~11月に募集した夜型生活者で不眠がある大学生28人について、同プログラムを行ったグループと受けなかったグループ各14人に分け、質問票による調査で不眠重症度指数の変化を比較した。

 分析の結果、プログラム開始時の同指数の平均値は、プログラムを行わなかったグループで12.5、行ったグループで12.2だったが、4週間後の平均値はそれぞれ10.6、7.2と、特にプログラムを体験したグループで大幅に低下し、睡眠状況の顕著な改善が見られた。(メディカルトリビューン=時事)

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