幼少期のチームスポーツへの参加は、物事を計画し実行する力(実行機能)を伸ばす可能性が示されたと、オランダの研究グループが発表した。 研究グループは、2006年4月~17年12月に登録された同国の子ども880人(女子470人)の身体活動に関するデータを収集。10~11歳の子どものスポーツへの参加状況や実行機能を評価するアンケート結果を抽出し、両者の関連を検討した。 解析の結果、水泳やウオーキングなど個人で行うスポーツのみをする子どもに比べ、バスケットボールやサッカーなどのチームスポーツに参加している子どもで、全体的な実行機能が高かった。また、実行機能のうち特に行動を調整する力や、物事を客観視する力も良好だった。(メディカルトリビューン=時事)