楽しい食事が健康維持に重要

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 骨粗しょう症患者を対象にした研究から、食生活を充実させることがフレイル(心身が弱った状態)の予防などにつながる可能性が示されたと、大阪公立大大学院などの研究グループが発表した。

 研究グループは、「食事の楽しみ」「食事の充足感」「食事環境」「食の多様性」を評価する「食事関連QOL」という概念に着目。骨粗しょう症患者532人を対象に1年間、食事関連QOLと栄養素摂取状況、健康状態、主観的な心身面などの健康度合いを示す「健康関連QOL」を調べ、関連を検証した。

 その結果、食事関連QOLが高いことは、たんぱく質摂取量が多いこと、フレイルでないこと、健康関連QOLが高いことと関連した。

 研究グループは「栄養素の摂取量だけでなく、楽しい食事など食生活全般に着目した食事療法が有効だ」としている。(メディカルトリビューン=時事)

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