サルコペニアを尿で検出

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 京都産業大などの研究グループは、加齢に伴い筋肉量が減り、筋力が低下する「サルコペニア」を高い精度で検出できる尿中バイオマーカー(指標)を発見したと発表した。

 社会活動への参加減少につながり、要介護リスクを高めるサルコペニア。研究グループは、東京都板橋区の高齢者を対象とした調査を基に、サルコペニア患者68人と同年代で健康な71人の尿を分析した。

 その結果、検出した220種の揮発性有機化合物(VOCs)のうち、サルコペニアの高い判別能を示す10種を特定した。さらに3種のVOCsに絞った評価でも、十分な判別性能が確認された。

 研究グループは「簡便な尿検査キットの開発を進め、サルコペニアの早期発見への応用を目指したい」と述べている。(メディカルトリビューン=時事)

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