12人に1人が仕事で孤独感―長時間労働者で顕著

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 働く人の12人に1人が仕事において孤独を感じていると、東京大大学院などの研究グループが発表した。

 研究グループは、企業などに勤務する20歳以上の従業員2万4021人に調査を実施。「仕事において、あなたはどの程度孤独だと感じることがあるか」という質問に対し、「ほとんどなかった」「ときどきあった」「しばしばあった」「ほとんどいつも(大抵)あった」の四つのうち、「ほとんどいつも(大抵)あった」を仕事における孤独ありとし、孤独の頻度や労働時間などを調べた。

 その結果、仕事で孤独を感じている人は8.3%で、およそ12人に1人だった。労働時間が週61時間以上の人では、仕事で孤独を感じる頻度が高まることも分かった。また、仕事で孤独を感じる頻度は女性よりも男性、若者よりも中高年者、既婚者に比べ未婚者で高かった。

 研究グループは「長時間労働の改善は、仕事での孤独感を予防する対策になるかもしれない」と述べている。(メディカルトリビューン=時事)

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