母乳育児6カ月以上で発達良好

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 母乳育児を6カ月以上継続すると子どもの発達に良い影響を与える可能性があると、イスラエルなどの研究グループが発表した。

 研究グループは、イスラエルの国立母子保健クリニックの小児発達データに基づき、2014年1月から20年12月に妊娠35週以上で生まれ、2~3歳時に少なくとも1回以上の追跡調査を受けた小児を対象に、母乳育児の期間と発達との関連を調査した。

 小児57万532人のうち29万7571人が6カ月以上の母乳育児を受け、そのうち12万3984人は母乳のみの完全母乳育児だった。

 分析の結果、6カ月以上母乳育児を受けた子どもは6カ月未満の子どもと比べ、言語や社会性、運動発達の遅れが発生する確率が低かった。

 研究グループは「今回の結果は、子どもの発達を促進する上で、養育者や公衆衛生上の取り組みの指針になる可能性がある」としている。(メディカルトリビューン=時事)

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