月経に関連する困難症状(月経随伴症状)の重症度に関わる要因は、運動習慣の有無によって異なると、筑波大などの研究グループが発表した。 研究グループは、2022年6~8月、18~29歳の女性224人(運動習慣のない99人と定期的な運動習慣のある125人)を対象に、月経随伴症状の重症度を調査。身長や体重、月経の日数、食習慣、睡眠やストレス状況なども調べ、月経随伴症状の重症度に関わる要因を運動習慣の有無で比較した。 その結果、運動習慣のない女性では、症状の重症度と、月経日数の長さやストレスの高さが関係していた。運動習慣のある女性では、体格指数(BMI)の高さや就寝時間の遅さ、カフェイン摂取があることなどが関連していることが分かった。 研究グループは「個人の生活習慣などに応じた適切な対策の必要性が示された」としている。(メディカルトリビューン=時事)