スポーツは子どもの精神疾患を予防

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 スポーツへの参加は子どもの精神疾患の発症を減らすと、スウェーデンの研究グループが発表した。

 研究グループは、1997年10月1日~99年10月1日に生まれた子どもがいるスウェーデン南東部の1万7055世帯を対象に、5、8、11歳時点での身体活動量、屋外での活動時間、11歳時点でのクラブスポーツへの参加に関するデータを収集。精神疾患の発症との関係を分析した。

 その結果、11歳時点での身体活動は18歳までの精神疾患の発症率を低下させることが分かった。男子ではうつ病、不安症、依存症、女子ではうつ病の発症の予防効果があった。クラブスポーツへの参加も男女ともに不安症や依存症、男子ではさらにうつ病の発症を予防する効果が示された。

 研究グループは「精神疾患を発症する青少年の増加が世界的に問題となっているが、身体活動を促進することが予防策として重要」と述べている。(メディカルトリビューン=時事)

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