妊娠中に貧血を発症した女性は、妊娠初期からうつや不安の症状が起こりやすい傾向があると、韓国の研究グループが発表した。 研究グループは、妊娠初期には貧血がなかった同国の妊婦3310人を対象に、その後妊娠中に貧血を発症したグループと発症しなかったグループに分け、妊娠初期、中期、後期、産後のメンタルヘルスの状態を検討した。 うつ・不安症状について分析した結果、妊娠初期にうつ症状を示した人の割合は、貧血を発症したグループでは25.8%と、貧血のないグループの18.3%に比べ多かった。妊娠中期に不安症状が見られた人も、貧血があったグループでは12.4%で、貧血のないグループの7.1%と差があった。 また、鉄分の補充を受けた妊婦は妊娠中期、後期に不安症状が見られるリスクが顕著に軽減したことも分かった。研究グループは「妊娠初期からの鉄分の補充を勧める。特に、精神的ストレスに弱い人や貧血になりやすい妊婦は早期からが望ましい」と指摘している。(メディカルトリビューン=時事)