健康的な生活習慣や適正体重の維持などによって、腸の疾患「憩室(けいしつ)炎」のリスクが低下する可能性があることが分かったと、米国の研究グループが発表した。 憩室炎は腸壁のくぼみに炎症が生じ、腹痛や発熱などを引き起こす疾患で、遺伝的・環境的要因が関与する。 研究グループは、同国の医療従事者17万9564人を20年間追跡し、生活習慣と憩室炎との関連や、遺伝的リスクへの影響などを調べた。 分析の結果、1万299人が憩室炎を発症。肥満や喫煙、赤身肉の多量摂取がリスクを高め、運動や食物繊維摂取はリスクを低下させることが分かった。また、0点(最も不健康な生活習慣)~5点(最も健康的な生活習慣)で表した生活習慣スコアによる分析では、5点の人は0点の人に比べてリスクが50%低かった。 さらに遺伝的リスクのスコアが高い人でも、生活習慣スコアが4~5点と高ければ、憩室炎リスクは50%低下することが分かった。(メディカルトリビューン=時事)