頭痛や腹痛など体の不調が多い子どもほど、心の落ち込みを抱える可能性が高いことが分かったと、国立成育医療研究センターの研究グループが発表した。 研究グループは、10~15歳の子ども2268人を対象に、体の不調の種類や頻度と抑うつ症状との関係を調べた。 分析の結果、頭痛や腹痛、背中の痛み、めまいといった症状を月に1回以上訴える子どもでは、症状の数が増えるほど抑うつ症状のリスクが顕著に高まり、症状が四つある子どもはリスクが16.4倍に達していた。また、抑うつ症状のある子どもの85.8%は、何らかの体の不調を月に1回以上経験していた。 研究グループは「子どもの訴える身体症状の数と頻度に着目することで、心の不調に早く気付ける可能性がある。保護者や学校、医療従事者がこうしたサインを早く受け止め、必要な支援につなげることが重要」としている。(メディカルトリビューン=時事)