暑さ寒さ防げないとうつに?―高齢者の住宅環境

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 暑さや寒さを防げない住宅に暮らす高齢者は抑うつ傾向を抱える割合が高いと、東北大などの研究グループが発表した。

 住宅の暑さや寒さはさまざまな健康被害につながるとされるが、精神疾患との関連は明らかでなかった。研究グループは、2022年実施の日本老年学的評価研究(JAGES)のデータを用い、介護を受けていない65歳以上の高齢者1万7491人を対象に、住宅の中が暑いかなどを尋ね、室内環境と抑うつとの関連を検討した。

 分析の結果、暑さや寒さを防げない住宅に暮らす人は5.1%で、抑うつ傾向のある人は22.8%だった。生活習慣など他の要因を考慮して解析したところ、暑さ寒さを防げない住宅に暮らす人はそうでない人に比べ、抑うつ傾向がある割合が1.57倍高まることが示された。住宅の室温環境と抑うつの関連は、北海道を除く全国各地で認められ、特に九州地方で顕著だった。

 研究グループは「住宅の断熱性能や冷暖房設備を含めた室内環境改善が高齢者のうつ病予防につながる可能性がある」と述べている。(メディカルトリビューン=時事)

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