子宮頸がんを予防するヒトパピローマウイルス(HPV)ワクチンは、わが国でも2種類が出そろった(関連記事)。その一方で、HPVワクチン接種率や子宮頸がん検診受診率をどう上げるかが課題となっている。自治医科大学の鈴木光明教授(産科婦人科)は9月14日、東京都内で開かれた日本産婦人科医会の記者懇談会で、わが国のHPVワクチン接種率向上への取り組みを紹介。接種率向上には集団(学校)接種の導入のほか、「郵送などで対象者にワクチン接種を直接呼び掛けることも必要」と話した。