米シンシナティ小児病院医療センターのRachel P. Berger氏らは、米国の3地域を対象とした調査から、2007年に始まった世界金融危機後は、それ以前と比べて子供の虐待による頭部外傷が増加していたと、9月19日付の米医学誌「Pediatrics」(電子版)に報告した。貧困やストレスが虐待の危険因子になることはよく知られているが、社会の経済状態と虐待による頭部外傷の関連を検討した研究はこれまでなかったという。