米国では2006年から、2~4歳児への季節性インフルエンザワクチンの接種推奨を行っている。一方、カナダでは2010年までこの方針を採用していなかった。この2国を比べたところ、2~4歳児のインフルエンザ様疾患による救急受診が3分の1減少したと、米国とカナダの共同研究グループがカナダの医学誌「CMAJ」(2011; 183: E1025-1032)に報告した。 最新のインフルエンザ発生報告数と年間推移を見る