脳の血管が詰まったり切れたりして、死に至る脳卒中。日本の死因の第3位(1位がん、2位心臓病)で、2007年には13万人近くが亡くなっている。また、死に至らなくても、多くの障害を抱えることが多い。こうした中、米ミシガン大学臨床心理学のEric S. Kim氏は「人生に対する前向きな態度は、脳卒中発症リスク低下と関連する」との研究結果を米医学誌「Stroke」(2011; 42: 2855-2859)に発表した。楽観的な性格でいることが、この恐ろしい病気を回避する1つの手段のようだ。