肺がん治療薬イレッサ(一般名ゲフィチニブ)の副作用をめぐる訴訟の控訴審判決で、東京高裁は11月15日、東京地裁判決を取り消し、患者遺族ら原告側の請求を棄却した。この判決を受け、原告側弁護団は「3月の地裁判決をすべて取り消し、国と企業に全く責任はないというのは不当な判決と言わざるを得ない」と強く非難した。