缶詰スープで"有毒物質"が20倍以上増加―米研究

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 食料品や飲料品の容器などに広く使われる化学物質「ビスフェノールA」は、乳がんや前立腺がん、心臓病や神経疾患などの発症と関連を示す研究結果が報告されている。日本や欧米では対策は取られていないものの、カナダでは有毒物質に指定されている。米ハーバード大学公衆衛生学部のJenny L. Carwile氏らは、缶詰の野菜スープと調理した野菜スープを、それぞれ1日当たり約350ccを5日連続で食べさせたところ、缶詰スープ群で尿中のビスフェノールAの濃度が20倍以上増えていたことを、米医学誌「JAMA」(2011; 306: 2218-2220)に報告した。

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