性格との関係性が引き合いに出されることが多いABO式血液型。それに対して「科学的な根拠に乏しい」との意見も出るが、裏返せば根拠がないからこそ,ネガティブなことでも面白半分に受け取れるのだろう。しかし、血液型が病気のリスクと関係するとなると、話は別かもしれない。米ハーバード公衆衛生大学院のLu Qi氏らは、11月12~16日に開かれた米国心臓協会学術集会(AHA 2011)で、医療関係者を対象とした2つの大規模研究(女性看護師6万1,973人、男性2万7,808人)を解析し、ABO血液型と脳卒中リスクとの関連を解析。その結果、AB型の人は他の血液型に比べて脳卒中リスクが約3割高かったという。