<編集部から> 日本でも爆発的に患者数が増加している2型糖尿病。"予備群"を含めると、2,000万人に上るといわれています。高まった血糖値が意識障害、腎臓病、網膜症、神経障害などを誘発する恐ろしい病気で、初期段階では食事療法とともに運動療法が不可欠です。運動療法ではウオーキングやジョギング、水泳などの有酸素運動が有効といわれていましたが、近年はスクワットやダンベル運動などの「レジスタンス運動」も効果的とされています。こうした中で、糖尿病に対するヨガの有効性を検討した研究結果がインドから報告され、専門家の間で話題となっています。糖尿病治療の最前線に立つ北里研究所病院糖尿病センターの山田悟センター長に、この研究を解説してもらいました。