もうO157も怖くない? マンガンが特効薬になる可能性

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 一般にはO157として知られている腸管出血性大腸菌や一部の赤痢菌が産生するベロ毒素は、細菌による食中毒の原因物質。世界では毎年1億5,000万人が感染し、100万人以上を死に至らしめる猛毒だが、これまで特効薬と呼ばれるものは存在しなかった。しかし、米カーネギーメロン大学のSomshuvra Mukhopadhyay氏らは、米科学誌「Science」(2012; 335: 332-335)に、意外な物質が特効薬になる可能性を示した。その物質は、非常に安価で入手しやすい二価マンガン塩(塩化マンガン)だという。

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