子供の先天異常の予防に効果があるとされる妊娠中の葉酸摂取。米公衆衛生局は1992年、妊娠可能な年齢の女性に推奨する葉酸の摂取量を1日400マイクログラム以上と定め、1996年3月に穀物製品への葉酸添加を義務化した。米ミネソタ大学のAmy M. Linabery氏らは、葉酸添加の義務化後の小児がん発症率を分析。特定のがんで減少が認められたと、米医学誌「Pediatrics」(2012; 129: 1125-1133)に発表した。