感染拡大の影響大きい空港、第1位は? 米国

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 2005年の重症急性呼吸器症候群(SARS)や2009年の新型インフルエンザは、いずれも感染者が飛行機を利用したことで世界的に急速に拡大していった。しかし、旅行やビジネスなどで飛行機を利用する人はむやみに他の都市に移動するわけではなく、ある一定の移動パターンがある。米マサチューセッツ工科大学のChristos Nicolaides氏らは、新たな数理モデルを開発し、感染症が米国内のどの空港に持ち込まれ、そこからどう拡大していくのかをシミュレートした結果、米国内にある大規模な40空港の中で感染症を拡大させる可能性が最も高いのはニューヨークのジョン・F・ケネディ国際空港であることが分かったと、米科学誌「PLoS ONE」(2012; 7: e40961)に報告した。

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