栄養ドリンクにはカフェインやタウリンが含まれており、心不全患者などでは心臓の機能が悪化する恐れがあるため、飲むのを制限すべきとの意見も多く聞かれる。イタリア・シエナ大学のMatteo Cameli氏らは、少人数の若い健康ボランティアを対象とした検討から心臓機能の改善作用を明らかにし、第34回欧州心臓病学会年次集会(8月25~29日、ミュンヘン)で発表した。同氏らは、今後、心臓病患者が飲むことによる有益性とリスクの検討も視野に入れるべきとの見解を示している。