妊婦の喫煙が子供の将来的な肥満リスクと関連していると報告される中,そのメカニズムは解明されていない。カナダ・トロント小児病院のAmirreza Haghighi氏らは,妊娠中に母親が喫煙した子供では体脂肪量や脂肪摂取率が多かっただけではなく,記憶などをつかさどる脳の一領域、扁桃体の体積が小さかったと、9月3日付の米医学誌「Archives of General Psychiatry」(電子版)に発表した。妊娠中の喫煙は肥満のほか、子供にさまざまな悪影響を与えることが報告されている(関連記事1、関連記事2、関連記事3)。