カナダ・ダルハウジー大学医学部のBassam Abu-Wasel氏らは、うっかりのみ込んだつまようじが元で肝切除術を受けた女性の症例を、9月10日付の英医学誌「BMJ Case Reports」(電子版)に発表した。この女性は、高熱を伴う上腹部痛、悪心(吐き気)、嘔吐(おうと)、低血圧などで救急部門に入院。その後の検査で肝臓に膿(うみ)がたまる「肝膿瘍(のうよう)」と診断され、集中治療室での治療の後、肝臓の一部を切除する手術を受けたという。