何事も良い方向に考えるプラス思考、ポジティブ思考が、心身の健康状態に好影響を与えることが近年、科学的に証明されている。この関係に着目した日本ポジティブサイコロジー医学会(理事長=国立精神・神経医療研究センター認知行動療法センター・大野裕センター長)が先頃発足し、9月18日、東京都で記者会見を開いた。大野氏は「今の日本では誰もが心を病む可能性があるが、ポジティブな考え方が健康に影響を与えることが分かってきている」として、ポジティブ思考によってもたらされる幸福を科学的に研究することなどを目的として同学会が発足したと説明。11月27日には第1回学術集会も開催するという。