英リバプール大学医学部のBen Barr氏らは、英国の93地域の自殺者データと失業の統計学的データを基に推算した結果、英国における2008~10年の景気後退が原因で、自殺者が1,001人(男性846人、女性155人)増えたと、英医学誌「BMJ」(2012; 345: e5142)に発表した。なお、米国では世界金融危機が起きた2008年以降、自殺率が4倍になったと報告されている(関連記事)。