米疾病対策センター(CDC)は、1945~65年に生まれたいわゆる"ベビーブーム世代"に対し、C型肝炎検査を推奨することを、疫学週報(MMWR)に発表した。CDCは、C型肝炎検査の対象を拡大し、適切なケアと治療に結び付けることによって、慢性肝炎が肝臓がんなどに進行することを回避し、ひいては12万人以上の救命につながるとしている。WHOによると、HCVの慢性感染例は世界で1,500万人、年間100万人がウイルス性肝炎によって死亡しているという(関連記事)。