米国では現在,インフルエンザの流行が続いており,一部の地域でワクチンや抗ウイルス薬の不足も報じられている。一方,米国保健信託(TFAH)は最近のインフルエンザワクチンの不足について「接種率低下に伴い,企業が生産量を減らしたことが原因の一つ」との報告を発表している。米バンダービルト大学医学部のThomas R. Talbot氏らも,1月18日発行の米医学誌「JAMA」(電子版)で,米国でのインフルエンザワクチン接種率の低さを指摘。同氏らはインフルエンザワクチン接種の回避に使われる代表的な5つの言い訳を挙げ,その多くは根強い誤解だと述べている。 最新のインフルエンザ発生報告数と年間推移を見る