決して大食いなわけではないのに、なぜか太ってしまう―。そんな人は、食べる時間が不規則になっていないか、もう一度確かめてみる必要があるかもしれない。というのも、米ペンシルベニア大学医学部のGeorgios K. Paschos氏らによって、英医学誌「Nature Medicine」(2012; 18: 1768-1777)に発表された論文によると、規則正しい食事によって得られる脂肪細胞の概日リズム(サーカディアンリズム、体内時計)が、脳で刻まれる概日リズムとは別に、エネルギーの代謝や食事の行動をコントロールしていることが分かったからだ。(関連記事)