「うつ病とてんかん一緒でない」悪質運転罰則案に反対

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感染症ビジョナリーズ 感染症ビジョナリーズ

 交通事故を起こして相手を死傷させた場合、悪質な運転だと「危険運転致死傷罪」(最高刑・懲役20年)か「自動車運転過失致死傷罪」(同7年)のどちらかが適用されるが、その中間として、無責任な運転者に対する罰則の新設が国から提案されている。日本うつ病学会は3月5日、新罰則の対象者に統合失調症、うつ病、双極性障害(そううつ病)が挙げられている点について反対を表明、再検討するよう求める要望書を公表した。新罰則の対象については、日本精神神経学会や日本てんかん学会も要望書を提出しているが、日本うつ病学会は「てんかんのように意識障害を伴う病気とそうでない精神障害とを、医学的に区別することなく一緒に論じていることは極めて非科学的」と強い語調で批判している。

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