病気の経済的負担は患者や家族だけでなく、社会にも重くのしかかる。中国、インドに次いで糖尿病患者数が世界3位の米国では、糖尿病の治療などにかかる社会的経済負担が、2012年は2,450億ドル(約23兆6,500万円)と推計されたことが3月6日、米国糖尿病学会の最新報告で明らかになった(「Diabetes Care」電子版)。2007年の前回の推計で示された1,740億ドルと比べ41%上昇しており、糖尿病が米国の社会経済に与える深刻さが、あらためて浮き彫りになった。(関連記事)