子供のチック、9割以上が一過性

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 突発的で、不規則な、体の一部の速い動きや発声を繰り返すチック。その行動は本人の意思とは無関係で、思春期以降に発症することもあるが、5~10歳の男の子に多く、子供ではありふれた病気だ。日本大学医学部(東京都)神経内科の大石実教授は「多くは一過性で、1年以内に症状が消えて自然に治るため、治療の対象とはなりません。しかし、日常生活に支障が出るようであれば治療が必要です。また、親や周りの人の過度の反応が症状を悪化させていることもあります。不安であれば小児科、神経内科、精神科を受診した方がよいでしょう」と助言する。

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