料理や食事、新聞を読むときに手が震える、そんな悩みを持つ人は意外に多い。こうしたケースは本態性振戦を疑う必要がありそうだ。「日常の生活に困らなければ治療の必要はありません。ただし、本態性振戦であれば症状は徐々に進行します。心配な方はかかりつけ医に相談し、神経内科の専門医を紹介してもらうとよいでしょう」と、日本大学医学部(東京都)神経内科の大石実教授は助言する。