幻視に悩まされるお年寄りがいる。本人ばかりか家族も不安になる症状だが、その原因は実にさまざま。典型例は「誰か部屋にいる!」というものだ。まず原因を究明し、それに即した対応が望まれる。順天堂東京江東高齢者医療センター・認知症臨床研究部門の井関栄三部門長に聞いた。