医学の進歩で、これまで水面下に隠れていた病気が診断されるようになっている。新生児ミルク誘発性腸炎もその一つで、ミルクを飲んだ生後間もない赤ちゃんが血便や嘔吐(おうと)などの症状を起こす病気だ。神奈川県立こども医療センターアレルギー科の高増哲也医長は「普通の食物アレルギーとは異なる」と話す。