乳がんの治療では、他の臓器に転移がない場合には手術が検討される。手術には、乳房を部分的に切除する乳房温存術とすべて切除する乳房切除術がある。聖マリアンナ医科大学ブレスト・アンド・イメージングセンター(神奈川県)の福田護院長(乳腺・内分泌外科)は、「温存術は直径3センチ以内のがんに適応され、生存率は切除術と変わりません」と説明する。