体が広範囲に痛む線維筋痛症は、2000年頃から増加の一途をたどり、現在は中高年女性を中心に全国で患者が約200万人いると推定されている。「不眠やうつなどを併発するケースもあるが、悲観的にならずに根気よく治療を受けて」と、順天堂大学医学部(東京都)精神医学教室の臼井千恵氏は呼び掛ける。